Google App Engine for Python を使ってみた (Ubuntu Linux)

以前からちょこちょこ使ってたので、自分用まとめも兼ねて書きます。

Linux環境を想定して書いています。

まず、Google App Engine に登録します。※Gmailのアカウントをとりましょう。


ログインして「Create Application」をクリックします。



携帯電話での認証を求められるので、国とキャリアを選択して認証メールを受信します。



携帯電話に届いた認証コードを入力します。



「Application Identifier」と「Application Title」を入力します。
Application Identifierは *****.appspot.com の様にサブドメインになります。



これでひとまずアプリケーションの作成が完了しました。


次はSDKダウンロードします。Linux環境を想定して書きますので、WindowsMac OS Xは割愛します。
今回はPythonを使用するので、「SDK for Python」から、プラットフォームの「Linux/その他のプラットフォーム」を選択してダウンロードします。


ダウンロードしたファイルを解凍し、google_appengineディレクトリに移動します。

cd google_appengine

アプリケーション用ディレクトリを作成します。ここでは hello とします

mkdir hello

new_project_templateディレクトリから app.yamlhelloディレクトリにコピーします。

cp new_project_template/app.yaml hello/

一旦、helloディレクトリに移動し、app.yamlを以下の様に編集します。

application: [ウェブ上で登録した自分のアプリケーション名]
version: 1
runtime: python
api_version: 1

handlers:
- url: /
  script: main.py

次に、helloディレクトリ内に main.py を作成します。

print 'Content-Type: text/plain'
print ''
print 'Hello, world!'

作成し終わったら、アプリケーションのテストをします。
端末からWebサーバを立ち上げます。
google_appengineディレクトリに移動し以下のコマンドでWebサーバを起動します。

 python dev_appserver.py hello/

サーバが立ち上がったら、http://localhost:8080/ にアクセスし、正しく表示されているか確認します。
Hello, world!
と表示されていれば成功です。


テストが完了したら、実際にアップロードしましょう。
google_appengineディレクトリに移動しアップロードします。

python appcfg.py update hello/

アップロードの途中でアカウントの認証を求められるので、自分のメールアドレスとパスワードを入力し、アップロードを完了させましょう。

アップロードし終わったら、
http://******.appspot.com/  (****** は自分のアプリケーション名です)
にアクセスしてみましょう!

Hello, world!
と表示されていれば成功です。


で、だから何だって感じですが、無料でサーバを使うことが出来ますし、
Mailも送れるし、Cronも使用できます。

使い様によっては結構様々な用途で使えます。

また
最大 500 MB の永続性ストレージに加え、月間約 500 万ページ ビューに対応できる十分な CPU と帯域幅を、すべてのアプリケーションで完全に無料で利用できます。
By Google
なので、通常の使用には問題なさそうです。